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FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『LEXUS IS500初の決勝戦のゆくえは…』2024 FORMULA DRIFT JAPAN Round.2 Suzuka Twin Circuit
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2024.05.24

『LEXUS IS500初の決勝戦のゆくえは…』2024 FORMULA DRIFT JAPAN Round.2 Suzuka Twin Circuit

予想外の天候に判断は難航!

4月のラウンド1では、高橋和己選手による富士スピードウェイ3連覇という偉業とともに幕を開けたフォーミュラドリフト2024シーズン。対して、シリーズ屈指のハイスピードコースならではのトラブルに見舞われ、最高順位がケン・グシ選手の13位に甘んじていた我々チームカザマは巻き返しを決意。できる限りのトラブルシュートと、万全の準備をもってラウンド2へ挑みました。

チームカザマが日本で準備を進めるなか、ラウンド2までの1ヶ月半のあいだにフォーミュラドリフトアメリカから明るい話題が飛び込んできます。『Greddy Racing Moty’s Toyota GR86』で参戦するケン・グシ選手が開幕戦ロングビーチ(カリフォルニア州)でベスト4進出。続くアトランタ(ジョージア州)でベスト16進出という好調な滑り出しを見せます。

その調子の良さもあってかレースウィークに来日したケン・グシ選手は「日本には絶対に優勝するつもりでやってきました」という力強い言葉を我々に伝えるほどの意気込み。そんな期待とともに、公式練習走行へ向けた準備が進んでいくのでした。

単走予選が午後から予定されている土曜日の朝。空の様子は変わらず晴れとなりましたが、この日は気温が急上昇。最高気温は30度にさしかかろうかというタフな一日が予想されます。

ケン・グシ選手の走りはというと昨日からの好調をキープ。その裏には開幕戦後の1ヶ月間でIS500に行った数十kgの軽量化というモディファイがありました。これまでもCF Lab社との協力によりドアや内装部品のいたるところまでカーボンによる軽量化を施してきましたが、ボディ側にも直接強度に関わらない部分の肉抜きを施すことで、迫力のある4ドアボディでありながらもキビキビとした見た目にインパクトを与える走りができるよう進化しました。

そして、この時点での走りは「単走優勝も狙いにいける感触が十分にあって、少なくとも上位5台には入れるだろうと思いました」とまでに仕上がっていたと話すケン・グシ選手。チームからの期待も高まり、いよいよ単走予選がスタートします。

下位通過からの挽回を目指す!

テクニカルコースの評判通り、コースアウトやリズムに乗り切れずアンダーによってポイントを獲得できない選手が目立つ内容となるなか、ケン・グシ選手の1本目の走行順がやってきます。

大胆なフェイントモーションからの進入スタイルを採用した1本目でしたが、スピードが乗り切らなかったのか1コーナー出口アウトクリップのゾーン2の通り方が甘く、その後もラインが小さな印象。実はこのとき練習の際には兆候がなかった電装系のトラブルにより、エンジンパワーがほとんど吹けない状態だったとケン・グシ選手は話します。ですが、とっさの判断でゆったりとアングルを重視した走りに切り替えたことでライン・スタイルの点数を落とすものの及第点となる70ポイントを獲得したのは流石のリカバリー能力といえるでしょう。

その後1本目の走行を終えて症状を把握したチームは総出でトラブルシュートにあたり、2本目に向けて万全の状態でIS500を送り出します。

ところが、その2本目はゾーン1からリヤタイヤをダートに落としたせいでリズムを崩し、パッとしない印象の走り。「せっかくマシンを直してもらってパワーも回復していたのに、今度はドライバーがダメでした」と、1本目の70ポイントから挽回したい気持ちがはやったようで、ケン・グシ選手らしくないミスが目立った内容に。 単走順位27位は決して満足いくものではないものの日曜日へ進出することが叶い、ここからの巻き返しを図ることになりました。

Qualifying Result Pos.27

JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE 23
ANGLE 29
STYLE 15
TOTAL 67 POINTS

難しい路面を見事に走りきる!

TOP 32 BATTLE vs. 日比野哲也(FAIRLADY Z RZ34)

ベスト32から始まる追走トーナメントが行われる日曜日は、これまで続いた晴天と打って変わって雨模様の天気となりました。朝一番の練習走行から降ったりやんだりといった具合で、トーナメント1組目の走行が始まるころの路面はドライとウェットが入り混じる状況。さらに走行ラインには練習日からのラバーが乗り切った非常に難しい路面コンディションです。

ケン・グシ選手の1回戦の相手は、つい先日のD1GPで11年ぶりの優勝を果たし好調のまま単走予選を6位で通過してきた日比野選手でした。トーナメントの組み合わせ順は15番手、このころになると審査区間は全域が雨となり、勝敗を分けるのは先行、後追いどちらもまずはミスのない走りを見せることができるかということになってきます。

まずは先行となった日比野選手でしたが、ゾーン1から2へのアプローチでアンダーステアを出してしまい先行ポイントはゼロ。後ろを追いかけるケン・グシ選手はそれに惑わされずに自分の走りをキープした内容となりました。

そして入れ替えての先行ケン・グシ選手は今回も落ち着いた走りを終始キープ。1本目のアドバンテージをしっかりと活かすカタチでベスト16へ勝ち上がることができました。

迫真の後追いでグレイト8進出!

TOP 16 BATTLE vs. 斎藤育生(GT-R R35)

ベスト16の対戦相手はR35GT-Rに乗る斎藤育生選手です。公式戦の対戦経験こそないものの、今年は富士スピードウェイでの雨の練習走行中にケン・グシ選手が後追いを経験し、この時のゼロ発進の加速力は参加選手随一だったそう。

そのため後追いでは斎藤選手に後れを取らないようなスタートを意識したというケン・グシ選手。ところがスタートでリズムを乱し、ゾーン1でリヤタイヤをダートへ落としてしまうミスを喫してしまいます。そこから状態を崩さずに走り切ったことでアドバンテージは斎藤選手にあるものの、入れ替えの走りに望みをつなぐ格好へ。そしてケン・グシ選手が先行となった2本目は逆に相手を大きく引き離す走りを見せリカバリー。ワンモアタイムでの決着へもつれ込むこととなります。

ワンモアタイムでの再戦となった2人の走りはさきほどとは対照的でした。今度のケン・グシ選手は後追いでゾーン1から全くミスのないビタビタの追走を披露して誰の目にも明らかなアドバンテージをゲット。入れ替えではゾーン2でマシンを止めきれなかった斎藤選手が先行のケン・グシ選手と接触したことで大きくポイントをロス。一方のケン・グシ選手もゾーン1へのアプローチラインの減点を取られたものの、ビタビタの接近戦を見せた後追いの走りが評価されベスト8進出が決まりました。

両者の限界ギリギリバトルはトラブルで決着!

GREAT 8 BATTLE vs. 齋藤太吾(ALTEZZA SXE10)

ベスト8の戦いは齋藤太吾選手です。V8エンジン搭載アルテッツァの初戦となったラウンドにもかかわらず、予選日にはなんと折れたペラシャフトを、追走ベスト32ではサスペンションアームの破損を突貫の溶接修理で勝ち上がってきた執念を見せている手強いチームが相手となりました。

それに対し、ケン・グシ選手も「相手がどんな良い走りをしてもついていく」という意気込みで後追いをスタートした1本目。ものすごい勢いの齋藤選手相手に完全に合わせるカタチで1コーナーへ進入していくと、やはりオーバースピードだった齋藤選手がコースオフし、釣られてケン・グシ選手も同じラインを通ってコースオフ。

しかし、両者ともに決してスピンせず態勢をキープしたまま審査区間を抜けていく姿は流石でした。その後コースオフの影響を確認すると、幸いにもダメージのなかったケン・グシ選手に対して、駆動系にトラブルが生じた齋藤選手は追走中に使える修理のための持ち時間を使い切ってしまったためここでリタイヤ。2本目はケン・グシ選手のバイランという格好で勝利が決まりました。

接触寸前のパラレルドリフト!

FINAL 4 BATTLE vs. 髙橋和己(BMW E92)

ここでの対戦相手となったのは、開幕戦で優勝した勢いそのまま単走2位の好成績から勝ち上がってきた高橋和己選手です。昨シーズンも数度の対戦経験があり、両者ともにマシンも変わらず手の内を知り合った者同士の戦いとなりました。

27位という予選結果からのスタートだったため、今回のトーナメントでは常に1本目を後追いの立場で走ることとなったケン・グシ選手。その1本目の後追いにかける集中力が抜群のスタートを切ることに繋がりました。

テールトゥノーズの接近状態から、ゾーン1アウトクリップのアプローチ時点で接触寸前のパラレルドリフトを披露。速度がぎゅっと落ちるゾーン3ヘアピンとそこからの加速にもテンポ良くついていき、フィニッシュラインはほぼ同時に追加するほどの接近戦を見せてくれたのでした。

後追いでのアドバンテージが明らかな状態での入れ替え先行スタート。ここでは雨の単走審査なら高得点間違いなしのドリフトを見せ、後追いの高橋選手もうまく合わせるものの1本目のケン・グシ選手ほどのインパクトは残せず。ケン・グシ選手の圧勝で決勝戦に挑みます。

悲願の初優勝へ向けた2022以来の決勝戦!

FINAL BATTLE vs. 山下広一(BMW E92)

ケン・グシ選手がFDJトーナメント決勝戦まで勝ち進んだのはレクサスRCで参戦していた2022年岡山以来の出来事。IS500のシーズンが始まってからは初めてとなります。奇しくもそのときの決勝トーナメントも雨で、レインコンディションのドリフトを得意とするケン・グシ選手はまさに水を得た魚だったといえるでしょう。

決勝戦の相手は高橋選手と同じくTMS RACINGの山下広一選手。

そして、今回の対戦もケン・グシ選手の後追いから1本目が始まります。このときの心境をケン・グシ選手はこう振り返ります。「(高橋)和己選手の後追いがうまくいったのは偶然もあったけど、同じチームで同じE92 BMWだから、その時のイメージで走れば大丈夫だと思ってスタートしました」

ところが、スタートで一瞬ケン・グシ選手が出遅れるミス。ゾーン2へ向けて必死に追いつく格好を見せるも、その無理が響いたか出口でアウトに膨らみ、それ以降も追いつけはするもののライン取りは小さく、1本目のアドバンテージは山下選手にあることが明らかとなりました。

こうなれば、あとは全力の先行の走りを見せるほかにケン・グシ選手のやれることはなくなります。ゾーン1の飛び込みから大きなアングルとアウトゾーンを意識した走りでスムーズなドリフトを続けるケン・グシ選手。

対する山下選手は、まるで先ほどのアドバンテージすら意識していないかのような限界の走りでケン・グシ選手への接近戦を仕掛けます。ヘアピン立ち上がりもギリギリの攻防。するとタッチ&ゴーから右への振り出しのタイミングで一瞬行き場がなくなった山下選手の左フロントがケン・グシ選手の右リヤに接触します。態勢を崩さなかったケン・グシ選手に対して、少しその接触の影響が出た山下選手。果たして、その接触は結果にどれほどの影響をもたらすのか…。

3名の審査員による長い協議が終わった後、審査員席前に集められた2人と2台のマシンに、ついにジャッジが下されます。勝者はチャンプ山下広一。シリーズランキング3位に浮上したケン・グシ選手のFDJ初優勝は、またの機会に持ち越されることになるのでした。

Tournament Result Pos.2

2024 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.3

Driver comments

KEN GUSHI

「まずは、これだけ良いマシンを作って、本番でも万全の状態で走り続けられるようにずっと努力をしてくれたチームの皆さんに感謝しています。今回は練習1本目から感触もすごく良くて、これは毎回日本に来る前から思っていることなんですが、予選も決勝も絶対に優勝するという思いが特に強くなりました。

だけど、予選は自分の納得のいかない走りをしてしまってすいません。でも決勝日は自分が得意な雨になって内心すごくうれしかったです。アドバンネオバAD09は本当にウェットで良くグリップしてくれますし、3日間でこの日だけ雨というのも全然気にならなかったです。

決勝戦は今度こそ優勝するって気合を入れたんですけど、前の対戦の和己選手を想定してスタートをしたら山下選手はそれよりも速くて。追いかけるために焦ってアクセルを踏んだらかいちゃってダメでしたね。

自分もキャリアが長いのでどんな場面でもコントロールする自信があったんですが、山下選手もベテランだからそこは流石でしたね。優勝スピーチでも、自分以上に勝ちたい気持ちがすごくあったんだなと伝わりました。

だけど、IS500は本当に良く仕上がってきてますから、今度こそ自分が優勝できるようにあと一歩頑張りたいと思います」

Manager comments

風間 俊治

「先に、皆様のご協力のもと、ケン・グシが準優勝という成績を収められたことを深く感謝いたします。惜しくも今回も優勝を逃すこととなってしまいましたが、優勝と準優勝との間に決定的な実力差があったわけではなく、様々な要因が積み重なって生まれるほんのわずかな差が勝敗を分けたのだと思います。次回こそはその差を味方につけられるよう、慢心せず準備を進めていきたいと思います。

また、最終的な結果には影響しなかったものの、解決できたと思われたIS500の電装系のマイナートラブルが生じる場面もありました。こちらも着々と不調箇所の洗い出しを行うことで確実に解決へ向かっておりますので、次戦は全く不安を感じることなくドライバーに乗ってもらえる環境を作れると期待しています。

チームとしては4名全員が追走トーナメントに進出し、特に高嶋が運にも味方される形でベスト8に勝ち進みました。クラッシュによって制限時間内での足回り修理が必要となった際など、メカニックの練度が試される場面も困難なく進められることができていました。

準優勝によってチームの士気が高まっていることもあり、次戦こそは今季初優勝を目指してチーム一丸となって邁進してまいります」

performed by Team kazama with Moty’s

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