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FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『規格外のルーキー、大湯都史樹が鮮烈ドリフトデビュー』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.1 FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY [OYU SIDE]
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2025.05.02

『規格外のルーキー、大湯都史樹が鮮烈ドリフトデビュー』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.1 FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY [OYU SIDE]

キャリア初のドリフトへ挑戦!

幼少期にレーシングカートからキャリアを重ね、SUPER GT、SUPER FORMULAへとレーサーとしての王道を進んできた大湯選手にとってドリフト競技へのチャレンジはこれが初めて。愛車を使ってのドリフトはこれまでも不定期で行なってきたというものの、トップカテゴリであるFDJは、それまで自身が経験してきたドリフトとは全く勝手が違い、そのギャップを解決するには走り込みしかないと考えました。

3月につくるまサーキットで行なった弊社練習会でのテストドライブ後、レースの合間を縫って山中真生選手をトレーナーにシミュレータでの練習を重ねてきたことで、シミュレータ上では山中選手目線でも単走予選通過に十分な走りができるようになっていたそうです。

しかし、木曜日の練習走行ではGR86に乗り2回目とはいえ、審査を意識した本格的なドリフトをするのも初めての体験。突き詰めれば突き詰めるほど、普段のグリップとドリフトではマシンのセットアップも走らせ方も、周りの環境までも異なるということを痛感し、もがき始めることになります。

木曜日には本人にとって満足な練習ができたとは言えず、大湯選手にとっての本格的なレースウィークの幕開けは金曜日からでした。まずはシミュレータでできていた走りと、実車のGR86をドライブしての感覚をすり合わせることから始まります。

2日間の練習走行12本のうち、この日9本を消化したという大湯選手。最初は自分の描いていた走りと実車のセッティングが全く合わずギクシャクした走りとなっていたものの、スポッターからの指示を反芻し、1本1本を大事にセットアップや走らせ方をアップデートしていったことで、最後にはFDJの審査基準に合わせた単走ができるほどに成長を見せていました。

残り3本を残した状態で始まった土曜日朝の練習走行。昨日の走行を終わっても反省会は続き、課題となっていたのはドリフト中に車内で想像するGR86の動きと、実際に外から客観的に見たGR86の動きとの差を埋めることでした。ラインと角度の精度をより高めるためにも、わずか3本ですが初戦で悔いのない単走を披露するためにも大湯選手の追い込みが続けられます。

重圧をはねのけ堂々の24位通過!

大湯選手にとってキャリア初めてとなるドリフト競技における単走の機会がやってきました。ゼロ発進からレーシングドライバーならではの鋭い加速を見せ、100R進入で4速に入れるとすぐさまクラッチを蹴ってドリフトを開始。ここからも全開でスピードを増しながら100R出口のアウトクリップまでも深い角度で飛び込み。

ゾーン2への振り返しはクイックな動きで姿勢を作るも、ゾーンに向けての飛距離が足りず左足ブレーキでの修正を入れます。ここからアクセル全開で角度と姿勢を維持したままの走りをしますが、惜しくもインクリップを攻め切ることはできず。しかし、どこかで大きなミスがあれば即座にゼロポイントとなるFDJで、キャリア初めての単走にも関わらず見事に68ポイントをゲットすることができたことに、チームも歓喜の表情で大湯選手をピットで迎えます。

一巡目の走りが終わった時点での予選通過ボーダーは69ポイントというモニターの表示。1本目で失敗した選手が2本目で得点を上げてくることを考えると、なるべく70ポイント台の後半に載せておきたいところです。

そして始まる2度目の本番。練習日から走るたびに必ず修正点を見つけ、急速に進化を続けてきた大湯選手は、ここでもさらなる進化を見せます。1本目ではゾーン1からゾーン2へ足りなかった飛距離を稼ぐべく、マシンの限界に迫る思い切ったモーションでの振り返しを披露。あわやスピンかと思われたところからアクセル全開、リヤタイヤのトラクションで耐えるドリフトによって1本目のミスを華麗に修正して見せたのです。

 そこからはラインに多少の甘さが見られたものの、ここ一番で練習以上の走りを見せつけたのはレーシングドライバーとしての意地といえるでしょう。ライン・アングル・スタイル3項目すべてに大きく点数が底上げされ、79ポイントを獲得し堂々の24位通過。観客の目はもはやレーシングドライバーという色眼鏡を通してではなく、純粋なプロドリフター大湯都史樹を見る目へと変貌していたのでした。

Qualifying Result Pos.24

JUDGE SCORE 1st Run
LINE 20
ANGLE 36
STYLE 22
TOTAL 68 POINTS

草場選手を破る大金星!

TOP 32 BATTLE vs. 草場佑介(GR86)

まずは当面の目標としていた予選通過を果たした大湯選手でしたが、すぐさま新たな壁が立ちはだかります。それはドリフト独自の競技方式である追走です。ここまで限りある大会までの練習期間のほとんどを単走に充てていた大湯選手にとって、追走はさらなる未知の世界。しかも、トップ32での対戦相手は追走巧者として知られる草場選手と当たることとなり、誰の目にも大会初参加の大湯選手に勝ち目がないことは明らかでした。

しかし、大湯選手後追いで火ぶたを切った追走を見て誰もが驚いたことでしょう。スタートから車体を合わせ始め、100Rで互角の立ち上がりをしたかと思えば、車体を抜き差ししての振り返しは先行車のタイミングに完全に合わせた同時振り。決して先行車に追いつくための走りではなく、ゾーン2のラインも完璧に捉える後追いとしての主張を見せたドリフトにギャラリーはもちろん、実況解説も驚嘆の拍手を送りました。

そして、先行ではずっと課題としていたアドバンコーナーへ向けた振り返し後のアクセルによるラインコントロールも抜群に決まり、昨日の単走以上の走りで互角の勝負を見せました。甲乙つけがたいバトルの結果はワンモアタイム、もう一度仕切り直しての草場選手の対決となりました。

2度目の追走も大湯選手が後追いでスタート。ここまでずっと途切れることのなかった緊張感が災いしてか、100Rへのアプローチのタイミングをミス。しかし、そこからは冷静に相手の懐を目指す走りへシフトし、細かいミスはあったものの距離感は1本目よりも近い走りを見せました。

入れ替えて先行になると、この追走の勝負の分かれ目となった振り返しの瞬間がやってきます。先ほど以上に大きく勢いを付けた大湯選手独特の振り返しのラインを読み切れなかった草場選手がタイミングを合わせられずに失速し、勝敗が決します。大湯選手の人生初の追走勝負の結果は、本人も全く予想できなかった大金星を挙げることとなったのでした。

シリーズチャンプの技術の前に敗北

TOP 16 BATTLE vs. 山下広一(BMW E92)

トップ16に上がった大湯選手の前に、昨年度のシリーズチャンピオンに輝いたチャンプ山下選手が立ちはだかります。大湯選手の後追いで始まる1本目、大会初参加のドライバーに負けるわけにはいかない山下選手はベテランらしいタイミングをずらしたスタートからドリフトへアプローチ。しかし、必死に大湯選手も山下選手の後を追いかけ、角度こそ小さくなったものの最後にはしっかりと距離を詰めた追走を見せます。

大湯選手の先行はダッシュ一番、マシンパワーとトラクションを活かした走りで引き離しにかかるも、山下選手も見事に距離を詰めて振り返しでは互角の距離感に。そしてアドバンコーナーへ差し掛かったところ、インクリップへ向けて角度を増した大湯選手に対して加速態勢に入ろうかという山下選手の減速が間に合わずに接触していまします。ジャッジによる長い審議の結果、接触の原因はどちらのものでもないとしてワンモアタイム、再勝負が決定しました。

そして迎えた山下選手が先行での2回目の追走。ここでの山下選手はベテランらしくしたたかでした。スタート、振り出しのタイミングを1本目からずらし、大湯選手のミスを誘う先行策を披露し、それに釣られた大湯選手は大きく引き離される格好に。

山下選手は後追いとなってからも、振り返しで失速気味となる大湯選手の動きを完全に読み切った上で距離感をキープしたまま走り抜け、大湯選手のトップ16敗退が決まりました。

しかし、トップ32での大金星に加えて山下選手ともワンモアタイムまでもつれる大湯選手の健闘ぶりは、初参加にして圧倒的な存在感を観客に見せつけるものだったと言って間違いないはずでした。

Tournament Result Pos.15

2025 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.15

Driver comments

大湯都史樹

「追走はほとんど練習できずに、相手の先行が上手く走ってくれるのに合わせていくような走り方だったので、山下選手には後追いを掌の上で転がされるように走らされて、さすがチャンピオンだなと感じました。そういった駆け引きに対応できる追走の引き出しは、自分にはまだ全くないですね。

自分自身の走りとしてはどんどん磨きがかかっていって、最後の先行なんかはある程度自分のやりたいと思った動きができた感触があって、ミスすることもなくやれるようになっていきました。今度また予選通過できるかは分からないですけど、次の目標はトップ8以上に進められるように、走りのレベルをもっと上げていきたいと思います。

あとはクルマがどれくらい角度が付いて横を向いているのか、そういった時のスピード感や、縦か横のどちらに進んでいるかによって変わるスピード感と、実際のものとの精度を高めていくことが課題です。見せる走りと安定した走りとの違いだったりも、なんとなくですけどこういうものなのかというのも分かってきました。今回いろんな方からたくさんのアドバイスをいただいたので、それを自分なりにかみ砕いて練習して、徐々に自分のなかで磨いていきたいと思います」

performed by Team KAZAMA

[THE OTHER SIDE] FORMULA DRIFT JAPAN Round.1 ケン・グシ×IS500

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