
ウェット路面の攻略がカギ!
プライベートの時間の多くをシミュレータでの練習に充てている大湯選手。開幕戦まではシミュレータ上での正解を目指したドリフトを練習していたものが、実際に本番でGR86をドライブし、トップ選手との追走を戦う場面まで経験したことで、シミュレータでの練習もそれまで以上に効果的なものになりました。本番機であるGR86の感触をしっかりと体に刻みつつシミュレータで走る大湯選手のドリフトは、鈴鹿ツインを訪れるまでに予選通過を望めるほどに成長していました。

そして走行本数の半分を消化し金曜日の練習走行を進め、富士と比べて速度域の大きく異なる鈴鹿ツインにおけるセットアップも進めていくなか、走りは60%ほどの仕上がりに。それでもドライであれば予選通過はまず間違いない自信があったと言います。

残る懸念は予選日の雨予報に対して、現時点でほぼ未経験というウェット路面でのドリフトをいかに走り込むことができるか、全ては翌日朝の練習走行の天気にかかっていました。

迎えた土曜日、天気予報に反して大湯選手にとっての恵みの雨は降らず、ドライ路面での練習を余儀なくされます。今回の鈴鹿ツインラウンドにおいて、ウェット路面での走行がないまま予選を迎えるというのは全参加者にとってイコールコンディションではあるものの、コースを問わず雨天下でのドリフト経験という絶対値が圧倒的に少ない大湯選手にとっては、非常に苦戦が予想される自体となってしまいました。

突然の雨に翻弄され屈辱の予選敗退!
あわよくば予選の前半まで天気が持ってくれれば…という願いも虚しく、大湯選手にとってGR86で初めて走るヘビーウェットの機会が、絶対に失敗の許されないたった2本の単走予選になるという絶体絶命の状況が訪れました。
それでも果敢に攻めていった1本目でしたが「雨の状況では、何が正解なのか自分のなかで整理ができていなかった」と振り返る大湯選手。アプローチもままならないまま、ドライと同じ振り出しのきっかけを目指したことで1コーナーでのスピンを喫します。

しかし、そこから2本目の走行にかけて約1時間の間隔が開くことで、2本目に向けては改めて走り方を整理して挑んだという大湯選手。先ほどたった1回だけ走ったウェット路面の感覚をもとに、安定して飛距離を稼ぐ長めのサイド進入という、それまでチャレンジしたことのなかった走り方へ大きくスタイルを変えて挑んできました。
しかし、国内有数のトップドライバーでも絶対的な経験値不足という壁を破ることはできず、アプローチのタイミングが合わずにラインを逸脱、そしてウェットでのグリップ感も掴みきれていなかったためゾーン3でスピンします。
結果、2本の走行ともにポイントを得ることができずに大湯選手は無念の予選敗退。開幕戦から連続しての追走進出という目標は、チームにとっても制御できない天気によって阻まれることになりました。

Qualifying Result Pos.37
JUDGE SCORE 1st Run
LINE –
ANGLE –
STYLE –
TOTAL – POINT
JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE –
ANGLE –
STYLE –
TOTAL – POINT
2025 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.24

Driver comments
大湯都史樹
「単純に今回の敗因は、予選までに雨で1本も走ることができなかった練習不足です。1本目の失敗を反省して2本目でできる限り形にはしたんですが、雨で滑らせたときのグリップ感のイメージもできていないなかでやるのは、予選の2本だけの走りでは足りませんでした。
ドライは自分が満足する走りではないけど、予選はまず突破できる走りができていたから…。せめて本番よりも、練習の時にこういう雨で走るチャンスがあればよかったですね」
performed by Team KAZAMA
[THE OTHER SIDE] FORMULA DRIFT JAPAN Round.2 ケン・グシ×IS500
Photo Gallery



































