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FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『魂のIS500ラストラン』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.6 OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT [KEN GUSHI SIDE]
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2025.10.17

『魂のIS500ラストラン』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.6 OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT [KEN GUSHI SIDE]

シリーズ集大成にワンチームで挑む!

大湯選手によるドリフト競技初挑戦かつデビューイヤーで準優勝を飾ったグランスノー奥伊吹での鮮烈な記憶が冷めやらぬまま、半年以上に渡って繰り広げられたフォーミュラドリフト2025シーズンはついに第6戦岡山国際サーキットで最終戦を迎えます。残念ながら富士スピードウェイで開催されるスーパーフォーミュラ第9、10戦と同日開催となったことで大湯選手の今大会への参加はないものの、チームカザマが一丸となって挑戦する心構えは変わりません。

また、来シーズンの体制においてはケン・グシ選手のドライブするマシンがニューマシンのレクサス・LBXとなることで、この大会が2023年から3年間に渡って使用してきたIS500のラストランとなりました。

IS500の有終の美を飾るべくシリーズ4位からのポジションアップを期するケン・グシ選手、そして自己最高位を狙うベンジャミン選手、これまでのチームカザマを支えてきた歴戦の2名とともに最終戦へ挑みます。

レースウィークの始まりは木曜日。国際コースでのFDJ開催にあたっては恒例となった、弊社風間オートサービスが主催として行なうコース専有での練習会を木曜日の午後に実施しました。2部カテゴリのFDJ2も併催され、金曜日には早くも単走予選がスタートするスケジュールということもあってか、非公式の練習会ながらもほとんどのチームが参加する盛況となりました。

ケン・グシ選手とIS500もコース攻略をスタート。昨年よりコース幅の設定が見直され、ゼブラゾーンにリヤタイヤを乗せた時点で脱輪扱いとなる新基準に合わせたセットアップを早くに固め、順調な仕上がりを見せていきました。

一方、2日目午後から始まる公式練習走行においては、午前に行なわれたFDJ2の予選により木曜日の時点とはラバーの乗りや気温などの変化によって大きく路面コンディションが変わったとケン・グシ選手は話します。それにより前日時点で定まりつつあったセットアップを新たに見直す必要に迫られるなか、12本の走行本数のうち半分の6本を本日で消化しました。

ついに土曜日、間もなく始まる単走予選への追い込みの時間がやってきました。残り6本という限られた練習時間で本日の岡山国際サーキットのコンディションに合わせきるための調整が進められていきます。

決して万全の状態ではなかったデビュー戦から始まり、1戦ごとにドライバーのフィードバックとアップデートを進めることで、今年はついにラウンド優勝を果たすまでのポテンシャルを持つようになったIS500。ともに3年間で味わってきた苦労と喜びを噛み締めながら、ケン・グシ選手は最後の単走予選に挑みます。

抜群のコントロールで予選4位通過!

審査のポイントとなったのはやはりアウトクリップにおいて脱輪か否かの判断基準となるコース端のゼブラゾーンでした。ライン審査ではタイヤが1本乗った時点で3ポイントの減点となり、2本で6ポイント、3本以上となれば即ゼロポイントになる審査基準が設けられ、国際コースでの走行に慣れていない選手は速度域とコース幅の広さに苦戦を強いられ、3本脱輪でのゼロポイントも珍しくありませんでした。

そして残る4台となったタイミングでケン・グシ選手の出走順が訪れます。スタートラインから全開で4速へ加速すると、イニシエーションエリアの手前へ大きなモーションでアプローチを開始。1回のアプローチでしっかりと大きな角度を付け切り、車速も乗っていることで姿勢を乱さないまま1コーナーへ完璧な進入を見せました。

そこからは得意の左足ブレーキで距離を調整しつつ、まるでセブラの端の感触をタイヤで確かめるようなギリギリのライン取りでアウトゾーンを通過。タッチアンドゴーは続くショートカットへの姿勢作りのために早めに抜ける意識、ゾーン2を越えてからはさらに角度を深く構えながら左足ブレーキで飛距離を足しつつ、バンパーをかすめる勢いでゾーン3のコンクリートウォールをクリア。残るS字区間も深い角度でインクリップをとらえフィニッシュ。

すると1本目の審査結果は暫定1位の86ポイントを獲得。直後、箕輪選手の91ポイントというスコアに抜かれるものの、2位で2本目の走行に折り返します。

予選通過も確定したことで、続く2本目はさらなる高得点を目標に攻めた走りを狙ったケン・グシ選手。ですが1コーナーで角度をより深く付け飛び込んだところタイヤが1本分脱輪するラインミス。続くタッチアンドゴーも角度は深くなったもののゾーン2にかけてのアプローチがきつくなり点が伸びず、83ポイントというスコアにとどまりました。

しかし、全体を終えると1本目の高スコアによって予選4番手通過のポジションを確保。シリーズ上位進出へ好発進を決めました。

Qualifying Result Pos.4

JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE 29
ANGLE 29
STYLE 25
TOTAL 83 POINTS

トーナメント緒戦を難なく突破!

TOP 32 BATTLE vs. リンリン(SILVIA S15)

単走予選では見事4位通過を果たしたケン・グシ選手。しかしトーナメントラダーの同ブロックには松山選手、小橋選手、箕輪選手らといった強豪が存在し、決勝までの道のりに大きな壁として立ちはだかることが予想されます。そして絶対に落とせない初戦、チームオレンジのタイ出身女性ドライバー、リンリン選手との対戦となります。

まずは1本目、スタートダッシュを決めた先行のケン・グシ選手を追いかけるリンリン選手は立ち遅れ、1台分以上の距離が開いた状態で1コーナーへ飛び込んでいきます。通常のラインをキレイに通過していくケン・グシ選手に対してかなり距離を詰めるリンリン選手はかなりインカットとなり、ケン・グシ選手優勢の印象で入れ替えへ。

後追いでケン・グシ選手がスタートすると、相手とのスピード差をしっかりと調整しつつぴったりと背後に付けたまま最短のモーションで振り出し。しかしリンリン選手が先を急いだか、1コーナーはリヤタイヤが2本ゼブラに乗る脱輪状態でのゾーン通過に。一方のケン・グシ選手は無理をせず、しかし要所では距離を詰めるベテランの走りで圧倒します。

ジャッジも迷わずケン・グシ選手に軍配を上げ、トップ16への勝ち上がりを決めました。

接戦はラインの正確さで決着!

TOP 16 BATTLE vs. 松山北斗(GR SUPRA)

トップ16の組み合わせは前戦の奥伊吹ではグレイト8で対戦したA90スープラをドライブする松山選手となります。

先行ではいつも通りのスタイルで大きなモーションから深い角度で1コーナーへの飛び込みを見せたケン・グシ選手。そのラインをトレースし、負けじと見事なインへの食い込みで追走を見せていく松山選手。続くゾーン2、3、4も目立ったミスのないケン・グシ選手に対して、離されることなくドアトゥドアの距離をキープした松山選手との見ごたえある追走となりました。

五分に近い印象で入れ替えとなったケン・グシ選手の後追いでは、A90スープラの出足が速く1コーナーへの飛び込みで少しケン・グシ選手が離されてしまいます。しかし、一方で松山選手はゾーン1のアウトクリップを取れずに浅めの角度でインカットの致命的なミス。さらにタッチアンドゴーからゾーン3へのアプローチではケン・グシ選手が出遅れのミスを挽回する超接近の飛び込みを披露。それはあわや激突するかと思われるほどの勢いでしたが、ケン・グシ選手の抜群のスピードコントロールで紙一重の距離を保ったままショートカットをクリアし、S字の振り返しも完璧なタイミングで車両を抜き差しし、クリーンなバトルのままゴールへ突き抜けます。

見ごたえのある接近戦であったと同時に両者にミスが見られたことで難しい審査となりましたが、松山選手の先行でのゾーン不通過が大きく響き、結果は2名のジャッジからの票を集めたケン・グシ選手がグレイト8へ勝ち上がりとなります。

大湯選手のリベンジを果たす!

GREAT 8 BATTLE vs. 小橋正典(GR SUPRA)

グレイト8では大方の予想通り、安定した実力で勝ち上がってきたチームオレンジ小橋選手が対戦相手に。奥伊吹では決勝戦で大湯選手を破ってのラウンド優勝だったこともあり、チームカザマのリベンジがかかる1戦となりました。

その1本目、先行のケン・グシ選手の1コーナーへのアプローチはこの週末で最も気迫あふれる内容で、飛距離と角度を意識した豪快なドリフトとなりました。しかし、その後ろを追う小橋選手もその動きを読んだワンテンポ早い飛び込みから角度と距離を合わせる追走を披露。小橋選手のテクニックが光る近い距離感を維持したままの後追いに対し、ケン・グシ選手は角度の深さとラインの正確さで先行としてのポイントをしっかりと稼いだ印象となりました。

入れ替えての2本目、先ほどは出遅れが響いた松山選手との対戦の反省から、ここ一番の集中力でスタートを切ったというケン・グシ選手。素早いフェイントモーションからの進入をする小橋選手に対して、ケン・グシ選手はストレートの速度を最大限に活かしきる同時振りで、両者が1コーナーへアプローチしていきます。

1コーナーへの飛び込みで同じ角度で重なり合った2台は、フロントタイヤ同士が繋がっているのではというほどの接近戦で、クラッシュ寸前の距離感には実況席からも叫び声が上がるほど。ギャラリーが息を呑む迫力の進入を見せたケン・グシ選手は続くゾーン3でもビタビタの接近戦を見せ、相手のタイミングを完全に読み切ったS字の抜き差しで小橋選手のインをズバッと突いて見せました。

まるで決勝戦とも表現できる2本の追走を終え、審査はとても長引きました。あえて差をつけるならば、1本目はミスなく完璧な先行を披露したケン・グシ選手に対して、後追いの小橋選手はゾーン1を中心にラインが甘かった。2本目でも小橋選手はゾーン1でラインが甘くなり、一方ケン・グシ選手が後追いとしての距離感を優先したことでラインが小さくなった場面はあったものの、やはり超高速でスリルのある1コーナーへの超接近ドリフトを見せたことが高く評価されました。

約5分にも及んだ審査の結果、3名のジャッジがケン・グシ選手の走りを評価し勝敗が決定。前戦の大湯選手のリベンジを果たし、ケン・グシ選手は2戦連続のファイナル4進出となりました。

まさかのクラッシュからチーム一丸となっての修復作業!

GREAT 4 BATTLE vs. 箕輪大也(GR COROLLA)

ファイナル4は今シーズン3度目の対戦となる箕輪選手とのバトルです。ここまで両者は1勝1敗かつ、勝った方がそのラウンドで優勝するという因縁の対戦相手。先ほどの小橋選手との追走で見せたのと同じく、後追いのケン・グシ選手は並々ならぬ集中力で1本目の走りに挑みました。

ケン・グシ選手のその気迫はスタートの様子からも伝わります。まずはスタートで出遅れることのないよう、若干フライング気味で先行の箕輪選手に合わせた走り出し。1コーナーへのアプローチでは先行時のケン・グシ選手と似たラインを通る箕輪選手の動きを見て、きっかけ作りのタイミングをぴったりと合わせて1コーナーへ進入していきました。

決してミスをせずアウトクリップをリヤタイヤで舐めるようにトレースする箕輪選手の走りを信頼し、その走行ラインを重ねるように2台が同じ角度となって1コーナーを抜けていく両者。続いての勝負所はタッチアンドゴーを抜けてのショートカットへの飛び込み。そこまでを視野に入れ、決して立ち遅れないよう1コーナー出口の抜き差しのタイミングを計るケン・グシ選手、しかしその瞬間両者の距離が詰まりすぎました。

箕輪選手がタッチアンドゴーへ向けて振り返した瞬間、GRカローラのリヤが減速の遅れたIS500のフロントにヒットし、ケン・グシ選手はその勢いでヨコハマタイヤの看板前に設置された目印のスポンジバリアへ突っ込みます。箕輪選手はその場でスピン、ケン・グシ選手とIS500はクラッシュの影響で左フロントが大破し走行不能となってしまいました。

ケン・グシ選手と箕輪選手、紙一重の差で勝負が決まる領域で走るドライバー同士だからこそ起こりえたレーシングアクシデントでしたが、追走ではあくまでも優先されるのは先行車両です。クラッシュの原因を作ったチームカザマに与えられた修理時間は5分間。しかし、キャリアカー載せられピットに戻ってきたIS500を見て、チームはケン・グシ選手にもう一度走る機会を作りたいと決意します。

折れた足回りを付け換え、砕けたバンパーを修理し、アライメントを調整。わずか5分の間でしたが、ケン・グシ選手とIS500のために一丸となったチームメカニックの努力によって修復が完了。再びコースへドライバーを送り出します。

そして先行として迎える3年間に渡ってケン・グシ選手と共に磨かれてきたレクサス・IS500のラストラン。それはこの週末に岡山で見せてきた走りのなかで最も優雅で、大胆で、そして自由さを見るものに与えるライン、アングル、スタイルの三拍子が揃った完璧なドリフトでした。

クラッシュの時点で勝敗はすでに箕輪選手に決まっていたものの、チームカザマが一体となって作り上げた走りは今シーズンの集大成だったと言えるでしょう。第6戦岡山での最終結果は4位、シリーズランキングも4位という結果で、ケン・グシ選手のフォーミュラドリフトジャパン2025は幕を閉じました。

Tournament Result Pos.4

2025 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.4

Driver comments

KEN GUSHI

「箕輪選手とは今シーズン何度も戦ってきていて、一瞬でも気を抜いたらやられてしまう相手です。1コーナーに良い感触で入ってこれて、ここは引けないとギリギリを攻めた瞬間にヒットしました。

だけど、そこからはチームの皆さんがIS500の最後だからと頑張って直してくれました。チームの思いを感じながら一番の走りが出来て、最後は負けでしたが悔いの残らない内容にすることができました。

レクサス・IS500には3年間乗ってきて、チームの皆さんと意見を交換しながら一緒にどんどん良くしていったクルマでした。今年はFDJの初優勝も出来るくらいにポテンシャルも高くなっていたので、もっと乗りたいというのが正直な感想です。 来シーズンは新しい車両のレクサス・LBXで参戦するお話をいただき新たな挑戦になるのですが、チームカザマの皆さんと一緒に良いクルマに仕上げて、シリーズ優勝を獲れるよう頑張っていきたいと思います」

Manager comments

風間 俊治

「まずは今シーズン、様々な形でチームにご協力いただいた関係者の皆様に感謝いたします。ケン・グシ選手には最終戦で活躍して少しでもシリーズランキングを上げてもらおうと今回挑みましたが、ランキング上位の3人も良い成績だったため位置は変わらず、最終的なシリーズランキングは4位となりました。

1年を振り返ると、開幕戦の富士は私にとってもレクサスで初めて優勝をすることができ、ケン・グシ選手にとってもFDJ初優勝だったのは非常に嬉しいことでした。

さらにドリフト競技に初参戦する大湯選手をチームカザマのメンバーとしてサポートできたのは私にとっても光栄でしたし、彼のキャラクター、彼ほどのプロドライバーが全く未経験なジャンルへ必死に挑戦する姿がチームにとって大きな刺激となっていたと感じています。さらに奥伊吹では準優勝もして、何もかもがシーズン開幕前の予想以上のことでした。

そして今大会の最後は箕輪選手を相手に限界を攻めた結果のクラッシュということをチーム全員が分かっていて、だからこそケン・グシ選手のために、ラストランのIS500のためにもう1本走らせてやりたいという気持ちでチームが一体にまとまることができました。ケン・グシ選手の活躍、大湯選手の加入、ベンジャミン選手の変化によって、メカニックを含めたチームカザマが1年間で成長してきたことの集大成を見せられたのではないかと思います。

来季に向けてはコンパクトSUVのレクサス・LBX MORIZO RR をベースに新規車両を製作し、ケン・グシ選手をドライバーに起用することが内定しております。今シーズンのチームメンバーである大湯選手、ベンジャミン選手とも前向きに交渉を進めており、そのほかの進展につきましては体制が整い次第発表させていただきます。

結びとなりますが、今シーズンここまでの成績を残すことが叶ったのは、平素より賜っているファンやスポンサーの皆様のご支援ご協力によってのものに他なりません。改めて深く感謝申し上げます。重ね重ねとなりますが、1年間のご支援ご協力、誠に有難うございました。来シーズンへ向けても変わらぬご愛顧のほど、何卒お願い申し上げます」

performed by Team KAZAMA

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