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FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『自身最終戦で表彰台フィニッシュ』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 GRANSNOW OKUIBUKI [OYU SIDE]
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2025.09.12

『自身最終戦で表彰台フィニッシュ』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 GRANSNOW OKUIBUKI [OYU SIDE]

ドリフトならではの特設ステージに初挑戦!

前戦菅生ラウンドでは課題としていた雨を克服した予選の走りを見せ開幕戦以来の予選通過、さらにはベスト16進出を果たした大湯選手。最後は駆動系トラブルによる敗退となるも、その悔しさをバネに挑む今大会は、最終戦岡山がスーパーフォーミュラのレース日程と重なったことで本人にとって今シーズン最後の戦いとなります。

そしてカート出身のレーシングドライバーゆえ、まるで峠道のような今回のコースは自身初。特設コースはもちろん急勾配を駆け上がってのドリフトも初めてという大湯選手にとっては初物づくしの奥伊吹ラウンドとなりました。

しかし、昨年のコースを元にしたシミュレータでの特訓を活かし、練習では序盤から上々の仕上がりを見せる大湯選手。1日目の時点ではまだまだ距離感や実車との感覚のズレが残っているとはいうものの、予選通過を前提として、そこからいかに点数を上積みできるかを目標に練習走行を重ねていくのでした。

初日での仕上がりを経て、土曜日の午前の練習では3本の追走練習も挟むことを決めたという大湯選手。オフのシミュレータ練習でのコーチを務める山中選手らとの追走ドリフトで、ここでも想像以上にあったという実車との距離感の差を矯正していきます。

不安定な天候に苦労させられた過去3戦と異なり台風一過の晴れ予報が続くなか、予選本番が近づくに連れては本番を想定した調整に近い形での練習を進め、その姿からはプロドリフトドライバーとしての風格も漂うようになっていました。

圧巻の飛距離と角度の飛び込み!

大湯選手の1本目、開幕戦以来のドライで見せることとなる単走予選の走りにギャラリーの注目が集まります。実は、その直前に練習走行の最後となる12本目にゾーン1への飛び込みでリヤにクラッシュパッドをヒットする場面もあった大湯選手。しかし、それは単走予選へ向けた走りを組み立てる上での布石でした。

「練習の最後の走りは自分のイメージではバッチリ決まるだろうと思ったのがバリアに行っちゃったので、1本目はそこから修正をしつつ、他の壁に寄せるところで多少のリスクを狙っていきました」と大湯選手。

その時点でだれよりも速く、そして深い角度でのゾーン1への飛び込みをすると、アングルとトラクションを最大限に活かしたアクセル全開のドリフトで減速しながらスムーズにゾーン1を抜けてゾーン2へ。そこからはキレイに各ゾーンの壁ギリギリを攻めた走りで抜けていくと満員の観客席からは大きな拍手が飛び出しました。結果は84ポイントで暫定1位となり、その後山中選手の88ポイントの走りが出たあとも1本目で2番手につける、本人も想像以上と語るほどの高得点を得ることができました。

そして、大湯選手2本目の走りは暫定3位で迎えます。ここでは1本目よりも更にリスクを取った決めに行く走りを狙ったと大湯選手。すると1本目よりも早い位置での振り出しから遠くを狙ったゾーン1への進入を披露。しかし、これが若干距離感のズレとなりスタイルの減点に響く結果に。1本目で指摘を受けたゾーン3の立ち上がりのラインが縦気味になることも修正しきれませんでした。

しかし、それでも高水準で全体をまとめあげて80ポイントを獲得。1本目の走りが決してフロックではないことを証明する見事なドリフトによって、自身最高位となる予選4位通過を決めてみせたのでした。

Qualifying Result Pos.4

JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE 28
ANGLE 26
STYLE 26
TOTAL 80 POINTS

落ち着いた走りで初戦を突破!

TOP 32 BATTLE vs. シアム・ベンジャミン(SILVIA S15)

大湯選手3度目となる追走進出、そしてトップ32での戦いはチームカザマのチームメイト同士の戦いとなります。シアム・ベンジャミン選手は予選を29位で勝ち上がり、大湯選手は予選4位。しかし、ドリフトのキャリアは当然のことながら追走経験もベンジャミン選手が上。また、練習走行の時点で単走の走りには自信を持てていた大湯選手でしたが、この日の朝に90分間行なわれた追走練習においても、いまだシミュレータで培ったものと実車での距離感との誤差を修正するには至っていなかったと話します。

そんな状況下、先行大湯選手での1本目がスタート。先行での走りを得意とする大湯選手ですが、これに進入から真横に食らいつく走りを見せるベンジャミン選手。ドアトゥドアの接近戦を見せようという気迫あふれる後追いとなりました。

今度は後追いの大湯選手は後ろから出足の速さでプレッシャーをかけていきます。すると、先行のベンジャミン選手は飛び込みから角度をつけるタイミングが遅れゾーン1をアウトに大きく逸脱。しかし、大湯選手は冷静にオーバーランを見極め自身はゾーン内にとどまりドリフトを続けます。その後も極端に距離を詰めるまではいかないものの、ミスなく安定した走りを見せて後追いをクリア。

両者の先行を比較すると、予選のようなハイレベルなドリフトをした大湯選手に対して、明らかなオーバーランを見せたベンジャミン選手のミスがジャッジされ、チームメイト対決を制したのは大湯選手となりました。

現役FDドライバーを退け自身最高位を更新!

TOP 16 BATTLE vs. 益山航(GR86)

トップ16はアメリカFDでも活躍する益山選手が対戦相手に。GR86同士でのバトルが繰り広げられることとなります。

まずは大湯選手が先行でのドリフト。ここでも予選を過ぎてから走るたびに精度の上がっていく大湯選手の単走ドリフトが大きな武器となっていきます。進入の飛び込みでは互角となるものの、3ゾーン以降の角度の深さと加速の鋭さに勝る大湯選手が追従を許さず、アドバンテージを奪われることなく入れ替えへ進みます。

後追いは同時振りから相手よりも深いアングルでの進入を見せ、さらにゾーン1のラインを外した益山選手に対して完璧なライン取りでゾーン1を通過。ゾーン2からの立ち上がりでは出遅れるものの、ここは1本目との比較で互角となるような走りでした。

ジャッジの結果、勝敗を分けたのはやはりそれぞれの先行の出来不出来。ゾーンを外した益山選手に対して、高得点の予選に匹敵する内容を見せた大湯選手の走りが高く評価され、自身最高位を更新するグレイト8進出を決めました。

対戦相手にプレッシャーを与える先行ドリフト!

GREAT 8 BATTLE vs. 田中友紀(CHASER JZX100)

グレイト8に来ても大湯選手の安定した先行のドリフトは変わらず、1本1本を大切にベストの走りを継続していきます。一方の田中選手もゾーン1では角度を揃えた見事なパラレルドリフトを披露し、このまま行けば1本目は田中選手がアドバンテージを取るか…と見えたゾーン3進入の瞬間、距離を詰めようとした田中選手の減速が間に合わず大湯選手のリヤを軽く押したあと、ウォールに激しくヒットしてしまいます。

プッシングの影響が軽微な大湯選手は審査区間を問題なく抜けていくも、田中選手のJZX100は自走不可となるほどのダメージ。チームは5分ルールを用いた懸命な整備を行ないますが時間内での修理は叶わずリタイヤ。

そして大湯選手のバイランによってファイナル4進出が決定。なんと、トップ32でのベンジャミン選手に続いて、今大会2度目となるチームメイト対決をケン・グシ選手相手に迎えることとなります。

大会ベストとなる渾身の追走劇!

FINAL 4 BATTLE vs. ケン・グシ(IS500)

単走4位通過の大湯選手がファイナル4進出最上位ということもあり、この時点で仮に負けたとしても初の3位表彰台が確定した状況で迎えるケン・グシ選手とのバトル。対するケン・グシ選手は優勝すればシリーズタイトルにグッと近づくことから絶対に負けられない立場。そんなふたりの追走は、限界ギリギリの走りなかで紙一重の差が勝負を分ける、今大会のベストバウトにもなりうるピュアな戦いとなりました。

まずは1本目、先行の大湯選手に対して後追いのケン・グシ選手はストレートの交差でバンパーがタッチするほどの距離を詰めるスタートダッシュを切っていたと言います。しかし、その上手を行ったのが大湯選手。各対戦で僅かな修正を積み重ねていき、そして生まれた今大会で自身が思う最も理想に近い走りをこのタイミングで出来たと振り返ります。

「この走りが予選で出来ていれば間違いなく1位通過だった」と話すベストランをする大湯選手。そして後追いとしても果敢に食らいつくケン・グシ選手もベストを尽くします。

そして入れ替え、後追いとなった大湯選手はケン・グシ選手の先行ラインを信頼しきることで、理想的な後追いドリフトを披露。進入から審査区間全域でケン・グシ選手よりも深いアングルを保った見事なドリフトをすることで後追いでもアドバンテージを獲得。

ドライバーとマシンが完全に噛み合った人馬一体の走りでケン・グシ選手を破り、ついに決勝戦へと駒を進めることになるのでした。

僅かなミスも許されない決勝戦の行方は…

FINAL BATTLE vs. 小橋正典(GR SUPRA)

1戦ごとに着実な成長を重ねることで、過去のレースキャリアを振り返っても一番緊張したという、開幕戦富士での単走予選の様子からは信じられない快進撃をここまで見せてきた大湯選手。決勝戦の相手として立ちはだかったのは、トーナメントラダーの反対側を誰も寄せ付けない圧巻の走りで勝ち上がってきた小橋選手でした。

しかし、ルーキーとして今大会の流れと勢いに乗っているのは間違いなく大湯選手です。誰もが決勝戦で最大のアップセットを期待し固唾をのんで見守るなか、大湯選手先行での決勝戦が始まります。

全開で坂を駆け上って最小限のきっかけから速度を維持した状態でモーションをスタートする大湯選手。対して小橋選手はコース幅を最大限に活かしてアウトから角度を合わせつつ懐に飛び込む見事なゾーン1への進入を見せます。ゾーン2から3にかけても小橋選手はここまでのように圧巻な距離と角度のシンクロ。ベストの先行を披露した大湯選手と互角かそれ以上に見える小橋選手の後追いによって、大湯選手は追い詰められた格好で入れ替えの2本目へと進行していきます。

運命の2本目。スタートダッシュに成功したのは小橋選手、大湯選手は出足が遅れたことで追いかけながらの体勢での進入となり、焦りもあってか車両を止めきれずゾーンをオーバーランしてしまいます。クラッシュパッドに車両を当てるも、ゾーン3以降は必死の挽回を見せ並んで審査区間をクリア。しかし、僅かな違いが勝敗を分けることとなる決勝戦においてこのミスは致命的すぎました。

結果は小橋選手の勝利。大湯選手は準優勝となるも、レーサーとして全く未経験のジャンルであるドリフトに飛び込んできたルーキーが残したものとしては立派すぎるこの結果に対して、ドリフトファンからは惜しみない称賛が贈られるとともに、いちプロドリフト選手としての大湯都史樹の勇姿を誰もがそこに認めたのでした。

Tournament Result Pos.2

2025 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.14

Driver comments

大湯都史樹

「本音を言えば、やっと追走でビタビタになる距離感を掴めだせたかな?というのが個人的な感覚で、今日の朝の練習では不安しかなかった状態だったので、まさかここまで勝ち上がれるとは予想もしていませんでした。

小橋選手との後追いで遅れちゃったのは、その瞬間にNOSを切ってしまっていたからでした。相手が速いというのを意識しすぎて、最後は凡ミスで終わってしまいました。でも、1戦1戦コツコツと自分が思う理想の走りに近づける努力をしていって、最後には本当に細かいところまで詰めることもできて、かなりベストに近い自分の走りができたと感じています。

今年FDJにチャレンジしてみて最初は戸惑いを感じることもあったし、ドリフトの大会は雰囲気も全部違うことだらけで、今もまだ慣れない部分もあるんですけど、1年を通じて徐々に手応えを掴むことができたし、普段の練習をシムしかやってないなかでもこれだけ成績が出せたというのも、ドリフトの業界にもグリップの業界にもいい影響があったんじゃないかと思います。

普段のレースとは何倍もスピードレンジも違う競技ですけど、ドリフトならではの五感に伝わる煙や音、成功したりミスしたりが分かりやすいところといった、レースの世界とは違う発見も色々とできました。

今シーズンはスケジュールの都合で岡山には出られませんが、チームや関係者の皆さんには本当に良いクルマを用意していただき、最後にようやく2番手という形で結果に結びついたことを報告できてとても嬉しく思い、また感謝しています」

performed by Team KAZAMA

[THE OTHER SIDE] FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 ケン・グシ×IS500

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