facebook X(旧Twitter) Instagram ticktock LINE
Close
PRODUCT
商品一覧
OVERSEAS DEALER
海外代理店
FDJ REPORT
FDJ参戦レポート
EVENT
イベント情報
DOWNLOAD
ダウンロード
COMPANY
会社概要
CONTACT
お問い合わせ
PRODUCT
商品一覧
OVERSEAS DEALER
海外代理店
FDJ REPORT
FDJ参戦レポート
EVENT
イベント情報
DOWNLOAD
ダウンロード
COMPANY
会社概要
CONTACT
お問い合わせ

FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『チームメイト同士の真剣勝負』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 GRANSNOW OKUIBUKI [KEN GUSHI SIDE]
to_list 一覧へ
2025.09.12

『チームメイト同士の真剣勝負』2025 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 GRANSNOW OKUIBUKI [KEN GUSHI SIDE]

苦手意識を感じさせない立ち上がり!

奥伊吹におけるレースウィークの始まりは金曜日。木曜日に九州東にさしかかり、日本列島を横断することが予想された台風15号の動きが心配されるなか、早朝の天気は搬入作業もためらわれる激しい雨が降り注ぐものとなりました。

しかし、公式練習走行が開始となる10時に差し掛かる頃には雨雲が抜け天候が回復。多少の雨が残る路面を攻略しようと早々に練習走行を始めるチームもありましたが、ケン・グシ選手は路面が乾き切る午後からの本格的な走行を目指してマイペースに準備をスタートしていくのでした。

「奥伊吹は狭くてあまり好きなコースではない」という本音とは逆に、壁沿いに設けられたアウトゾーンを走るステージでは持ち前のマシンコントロール技術で僅かな走行本数のうちに高水準の仕上がりを見せるケン・グシ選手は、午後からの予選に向けて、前日のうちに出来上がったドリフトの完成度を徐々に高めるべく調整の走り。

途中にはチームメンバーの大湯選手との追走練習を挟むなど、ベテランとしての余裕を感じさせつつ、万全の状態で予選へ挑みます。

渾身の2本目は紙一重で届かず!

大勢の選手が80点台の高得点を出すのに苦戦していた予選1本目において、一時は暫定トップに立つほどだった大湯選手の走りは会場の雰囲気を一変します。そして、それを超える山中選手による88点という走りを見せられ、予選最終盤で走行順を迎えるケン・グシ選手も奮い立っていました。

まずは1本目、スタート地点から加速していき、早めの振り出しから安定した姿勢を作って1ゾーンへアプローチ。リヤタイヤでゾーンを舐めつつアクセルを踏んで全開のままゾーン2もアウトギリギリをタッチ。

振り返してからのゾーン3は自身が得意とするウォールセクションです。リヤバンパーから10cmとないギャラリーがヒヤヒヤする近距離でゾーン3を通過すると、4ゾーンもそのままの勢いでクリア。ゾーンに対するアプローチは全てが完璧で、途中入退場なしのドリフトはライン31点という高得点をゲット。しかし、全体的にゾーンを意識したゆえ角度が薄くなりアングルとスタイルが伸びず、暫定5位の80ポイントという結果で予選2本目へ折り返しとなりました。

2本目において目標となったのはただ一人90点を獲得し大台に乗せてきた松山選手の走り。すでに予選通過が確定しているケン・グシ選手は2本目において勝負に出ます。

1本目より鋭い振り出しから1コーナーへアプローチし、若干アウトに膨らみを見せるも迫力満点となる飛び込みを見せます。課題となった角度の深さを増しつつ、3ゾーンから4ゾーンにかけての壁を舐める走りは1本目と互角以上のもの。これによりアングルとスタイルジャッジに加点を得るも、インパクトを目指して飛び込んだ進入の脱輪がライン減点として響き、合計点は1本目と変わらず80ポイントという結果に。

「ライン減点も想定したうえで、1本目よりも点が上回る走りをしたつもりだったけど…」と残念がる声をこぼしつつも、2本ともに80ポイントという抜群の安定感を見せ予選9位での通過を果たしました。

Qualifying Result Pos.8

JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE 29
ANGLE 26
STYLE 25
TOTAL 80 POINTS

相手のミスを逃さず勝ち上がる!

TOP 32 BATTLE vs. 金田義健(GR YARIS)

シリーズ暫定3位のポジションに甘んじず、初のタイトルを狙うケン・グシ選手にとってはここからの追走バトルが本番となります。前戦SUGOでは相手のハーフスピンを避けられず不運のトップ32敗退という結果に終わったこともあり、決して集中力を切らさないことを念頭に眼の前の対戦に集中して挑んでいきました。

そしてトップ32の対戦相手となったのはGRヤリスをドライブする金田選手です。先行のケン・グシ選手は予選で見せた安定した走りを披露すべく1ゾーンへ寸分の狂いもない飛び込みを見せます。すると金田選手は1ゾーンにてケン・グシ選手に角度を合わせきれずドリフトが戻ってしまいアンダー。以降も追いかけ気味の小さいラインでのドリフトとなったことで1本目のアドバンテージはケン・グシ選手が獲得しました。

後追いのケン・グシ選手は先行でのアドバンテージを活かすべく、進入から相手のどんな動きにも合わせられるような絶妙な距離感でのドリフトを披露。ゾーン3にかけて両者のタイミングが合わない場面もしっかりとマシンを制御し詰まる距離をキープし、見事な追走でトップ16進出を勝ち取りました。

先行ラインを読んだ見事な立ち回り!

TOP 16 BATTLE vs. 中村マイキ(CROWN)

トップ16は昨年チームカザマの仲間として一緒に戦ったこともある中村マイキ選手との対戦となりました。ここでは重量級のクラウンを相手に車重やボディの大きさが揃ったことで、追走相手としても戦いやすかったとケン・グシ選手は振り返ります。

まずは先行のケン・グシ選手は出足を稼いで相手を引き離すべく飛び込みのスピードを重視した進入へ。対する中村選手はインカット気味のラインとなるものの距離と角度を合わせた見事な飛び込み。そこから先行として早めの姿勢づくりを意識したラインで走ると、中村選手は少し距離を離された印象での後追いとなり、前後の入れ替えを迎えます。

後追いでのケン・グシ選手はスタートからの車速をしっかりと合わせ、同時振りでゾーン2へ進入。角度とラインもしっかりと得点を稼いだうえで連絡通路をクリアすると、ゾーン2の立ち上がりで一瞬間を置いて離れます。そこでスペースを開けたのは、角度をつけきってから進入するスタイルをとる中村選手のゾーン3へのアプローチを読んだケン・グシ選手ならではの見事な追走技術でした。

結果的には先行同士での走りの差が勝敗を分けることとなりましたが、今大会の追走にかけるケン・グシ選手の集中力の高さをうかがい知れるバトルだったといえるでしょう。

単走1位を相手に難なく撃破!

GREAT 8 BATTLE vs. 松山北斗(GR SUPRA)

グレイト8での戦いは予選1位通過と今大会乗れている松山選手との対戦です。ここを破れば決勝へ向けてはずみがつくこととなり、観戦する側にも自然と力が入ります。

ケン・グシ選手の後追いに注目を集めた1本目、出足の良さは相手に分がありアプローチのタイミングの時点で遅れをとることになってしまいます。ところが、そのスピードの分勢い余ってゾーンの奥に脱輪してしまったのは松山選手。対してケン・グシ選手はゾーン1をしっかりとキープして通路を脱出。ヘタに相手の速度についていこうと考えが過ぎれば両者0ポイントとなる可能性があっただけに、距離が離れても自分の走りを貫いたケン・グシ選手は非常に冷静でした。

入れ替えての2本目はケン・グシ選手がここまで見せてきた安定した先行を走るのに対して、後追いで挽回をすべく接触寸前まで距離を詰めたギリギリの走りを披露する松山選手。しかし、ゾーン1からの立ち上がりで松山選手が行き場をなくして挙動が安定しなくなるといったミスもあり、1本目2本目の両方でアドバンテージを稼いだケン・グシ選手がベスト4へ勝ち上がります。

チームメイト同士のバトルは大湯選手に軍配!

GREAT 4 BATTLE vs. 大湯都史樹(GR86)

ファイナル4ではついに大湯選手とのチームカザマ対決が実現することとなりました。シーズン開幕から幾度となくドリフトについての議論を重ね、追走練習ではチームメイトとして率先して相手役を買って出たケン・グシ選手が本番の決勝進出がかかった場面で大湯選手と戦います。

1本目が始まる時、後追いのケン・グシ選手が考えていたのはスタートでいかに相手との距離を詰められるかでした。同じチームが作った搭載するエンジンのスペックが同じクルマ同士、異なるのは主に車重であり、GR86に対して4ドアセダンのIS500が100kgを超えるウェイトハンデを抱える形となるからです。

そんなハンデを背負っていながらも、ドリフト競技におけるキャリアの差から絶対に負けられないチームメイト同士の戦いに挑んだケン・グシ選手の集中力は凄まじく、スタートから車両のラインが交差するタイミングはバンパーが軽くヒットするほどに距離を詰めていたといいます。

しかし、大湯選手が得意とするハイスピードで進入しつつ深い角度でトラクションをかけ減速スタイルに追いつくのは至難の技でした。ケン・グシ選手も全力で追いかけるものの、距離を離されまいという印象が強く残った後追いに。残る2本目に全てをかけることになります。

ここからケン・グシ選手のやれることは対戦相手のことを気にせず自身ベストの先行をすることだけ。そして、ここからケン・グシ選手が現実に見せたドリフトもそれは見事なものでした。

しかし、ここでも大湯選手は鬼気迫る追走でケン・グシ選手のベストに引けを取らない後追いを披露。チームカザマの両者が全力を尽くしあった結果、軍配は大湯選手に上がり、ケン・グシ選手はファイナル4敗退の4位という最終結果に決まるのでした。

Tournament Result Pos.4

2025 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.4

Driver comments

KEN GUSHI

「大湯選手のとの追走は自分自身もその時のベストをやりきったのですが…相手の走りの方が上でした。だけど今年は鈴鹿ツインも菅生でも、自分のミスが原因で負けてしまっていたから、今回は絶対にミスをしないよう集中して挑むことをテーマにしていて、最後までミスなく全力で走りきれたので悔いは残っていません。

岡山も最後までシリーズを諦めずに狙うのはもちろんですが、いつも通り楽しく走れるよう気持ちを入れ替えて挑みたいと思います」

Manager comments

風間 俊治

「エースであるケン・グシ選手に勝って大湯選手が2位、だからと言ってまだケン・グシ選手の実力を抜いた…とは思っていませんが、僅か5戦の短期間でかなり迫るところまできているのだなと毎回のことながら大湯選手の成長の早さには驚かされています。

トーナメントでは2回もチームの同士の対決がありましたが、それぞれが切磋琢磨するなかで大会中のチームの雰囲気もすごく良くなってきています。例えば走るたびに上達する大湯選手の姿を見て、ケン・グシ選手もいつもより気合の入った走りを見せるといったように、チーム内で良い影響を与え合っていると感じますね。

ファイナル4の対戦では監督の立場としては、3位が確定した大湯選手よりもシリーズがかかったケン・グシ選手を優先するプランを作る考えもありましたが、ルーキーイヤーの大湯選手が勢いに乗ったまま、もしかしたらチャンピオンになるという可能性もあり、ふたりにはオーダーなしの本気で戦ってもらいました。結果的にケン・グシ選手のシリーズ優勝は遠のいてしまいましたが、これを刺激に最終戦をいつも以上に楽しんで走ってもらうことで、自然と結果がついてきてくれるのではないかと期待しています。

大湯選手がこれだけの活躍を見せてくれたことで、他のチームからは今後もっとチームカザマをマークして競争を仕掛けてくると思い気が引き締まります。

スーパーフォーミュラと最終戦の日程が重なったことで大湯選手の今シーズンの参戦はここまでになりますが、来シーズンも引き続き参戦できるよう様々な企業・関係者様と前向きな話し合いを進めさせていただいております。また、最終戦では一つでもケン・グシ選手がシリーズランキングを上げられるようチーム一丸努力して参ります」

performed by Team KAZAMA

[THE OTHER SIDE] FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 大湯都史樹×GR86

Photo Gallery