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FDJ REPORT

TOPFDJ参戦レポート『不運のプッシング判定に涙』2024 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 Gransnow Okuibuki
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2024.08.30

『不運のプッシング判定に涙』2024 FORMULA DRIFT JAPAN Round.5 Gransnow Okuibuki

波乱の週末を予感させるドラシャブロー!

観客動員、そして視聴者数にも目に見える形で例年以上の盛り上がりを見せるフォーミュラドリフトジャパン2024。第5戦のグランスノー奥伊吹は山奥に位置する会場とはいえ、まだまだ残暑が続く8月下旬のレースウィーク。初日の金曜日は気温30度を超すコンディションとなり、ドライバー、マシンにどちらにも過酷なステージとなることが予想されます。

ただの通路に作られた特設コースゆえ、朝一番のコース上はいたってクリーン。走行ライン上にタイヤラバーが乗り始めると一気に路面特性が変わりだす事情もあり、どのチームも貴重な10本に定められている練習走行の本数を浪費しないよう、コースコンディションの変化に注意を払いつつ、慎重なスタートを切っていきます。

ケン・グシ選手もスローペースなスタートを切っていくと思われた矢先、トラブルに見舞われます。それは、ドライブシャフトのブロー。スペアパーツの準備も万全な部品であるのは幸いでしたが、ここから三日間に渡ってチームを苦しめるドライブシャフトトラブルとの闘いが始まった瞬間でもありました。

前戦までの追走バトルを振り返ると、とくに今シーズンにおいて好成績を残しているのはスタートから圧倒的なトラクション能力で相手を引きはなす加速力を持ったマシンであることが大きな傾向でした。

それに必要なパワー、ウエイト、グリップの3要素のうち、パワーとウエイトはすでにこのIS500の限界といえるレベルまでアップデート済みであったため、残すグリップに改良を加えて挑んだのがこの奥伊吹でした。

新たな特注スペックのDG-5車高調の投入により、さらにリヤ荷重を強くパワーを最大限に路面へ伝えることでトラクションアップを狙ったところ、それによって先に限界を迎えたのが駆動系、なかでもドライブシャフトに大きな負担が加わることとなってしまいました。

初日の対策として、新品のドライブシャフトを投入した2日目も結果は同じでした。仕様変更による出足の良さはケン・グシ選手からも好感触が得られていたものの、本番走行中にトラブルが起きてはすべてが台無しとなってしまいます。間もなく始まる単走予選においては冒険することなく、仕様変更前に近づけたスペックで戦うことを決めセッティングを進めていきました。

新設置のウォールを味方につける!

ドライブシャフトのブローを除けば、練習走行の仕上がりは順調そのものでした。新たに設置された3ゾーンのコンクリートウォールは多くのドライバーにとって恐怖の的となったにもかかわらず、もとから車両感覚に優れ壁寄せを得意とするケン・グシ選手には大きなプラスとなりました。

それは「これまで奥伊吹は狭くて豪快な走りができない苦手なイメージでしたが、ウォールができたおかげで分かりやすい目標物ができて、自分好みの走りやすいコースになりました」と話すほど。単走予選で期待されるのは、同様のコンクリートウォールによるアウトゾーン設定が設けられた第3戦エビス西で見せた単走優勝の走りです。

そして始まった単走1本目、ケン・グシ選手は鋭いフェイントモーションから早めに角度を付けて1ゾーンへのアプローチをスタート。アウトラインをなぞるように角度を深く増していき、そのままトラクションをかけつつ2ゾーンも安定した立ち上がりを見せます。そして、得意の3ゾーンもスムーズに振り返し左リヤバンパーでウォールをなめ続けるようなスタイルで4ゾーンをクリア。ラインジャッジ30ポイントの高得点を積み上げ、合計87ポイントを獲得します。

その際、唯一審査員から指摘されたのが1ゾーン飛び込みへのアングルが若干浅かったというものでした。既に予選通過確定の点数を確保していたことで、2本目は指摘箇所を修正しつつ、より大胆さを意識した走りを目指しました。しかし、今度は1ゾーンへの思い切りの良さが角度を付けすぎたことでハーフスピン状態となり修正舵が目立つ格好に。アングルジャッジ31点を獲得するも、1コーナーでのミスが響いた形で83ポイントとなります。

1本目の87ポイントを採用したケン・グシ選手の予選結果は8位という成績を収めることとなり、今回もトップ32トーナメントへ快調な滑り出しを見せました。

Qualifying Result Pos.14

JUDGE SCORE 2nd RUN
LINE 26
ANGLE 31
STYLE 26
TOTAL 83 POINTS

終始安定した走りで1回戦通過!

TOP 32 BATTLE vs. サム・ルーカス(SILVIA S15)

大会前の天気予報では雨模様が濃厚と見られていた日曜日でしたが、朝になると追走トーナメントのスケジュール中は終始晴れのまま進む天気予報へと変わっていました。ウェット路面を得意とするケン・グシ選手、そして駆動系への不安もなくなることから、むしろ望むところであった雨だったものの、見込みが外れたところで、やることは変わらず目の前の追走に集中することにありました。

そして始まるトップ32はオーストラリア出身ドライバーのサム・ルーカス選手を相手に、ケン・グシ選手先行でスタート。深い角度での抜群の1ゾーン進入を見せたケン・グシ選手に、ワンテンポアプローチが遅れたサム・ルーカス選手は追いかける格好となり1ゾーンへ進入。終始安定した角度、ラインで先行をクリアするケン・グシ選手の一方で、サム・ルーカス選手は遅れたリズムを取り戻せないまま3ゾーンでハーフスピンを喫します。

今度は後追いとなったケン・グシ選手は同時振りでの鮮やかなパラレルドリフトを見せつつ、相手車両のミスも落ち着いて対処したまま先行・後追い両方でアドバンテージをゲットする走りを披露。全く危なげない走りでトップ16進出を決めました。

強豪相手に激戦を制す!

TOP 16 BATTLE vs. 中村直樹(GR86)

トップ16では今年のFDJデビューから、早くも追走で多くの名勝負を繰り広げてきた中村直樹選手とのバトルとなります。予選結果に基づいて組み合わせが決まるラダー表を見た瞬間、今日の山はこの対戦になると感じていたと話すケン・グシ選手。

まずは先行のケン・グシ選手が深いアングルと壁ギリギリのラインをキープする走りを見せると、中村選手は半車身離れた状態で先行車をコピーするようなキレイな追走を繰り広げて最初の走行を終えました。

入れ替えて今度はケン・グシ選手が後追い。先ほど前車に対して角度を合わせ間隔をキープしていた中村選手と真逆に、常にホイール同士がぶつかり合うようなドアトゥドアのアグレッシブな後追いをケン・グシ選手見せたのでした。好対照となった両者の走りは甲乙つけがたく、ジャッジはワンモアタイムで仕切り直しのスタートが切られることとなりました。

ケン・グシ選手が山場となるという予想が当たったか、ワンモアタイムによって2度目の対戦にもつれ込み、ケン・グシ選手が先行で1本目の走行が始まります。すると、中村選手は後追いでのアドバンテージを狙ったか、先ほどからさらに距離を詰めた後追いで1ゾーンへ進入、そして差し返して3ゾーンへ…というタイミングでも積極的に距離を詰めた結果、ケン・グシ選手へ追突してしまいます。両者大きなダメージはなかったものの、この大きなミスによってケン・グシ選手は先行でのアドバンテージを得ることができました。

入れ替わり、今度は先行でミスを挽回すべく思い切った走りを見せた中村選手に対して、後追いのケン・グシ選手はその勢いに釣られることなく冷静に審査区間を走り抜け、アドバンテージをキープしたまま山場となる戦いを制したのでした。

ワンモアタイムかと思われた内容も判定は…

GREAT 8 BATTLE vs. ユキオ・ファウスト(SILVIA S15)

今年初のユキオ・ファウスト選手との対戦となったグレイト8。昨年は幾度となく対戦した組み合わせだけに、両者の駆け引きにも注目が集まった1本目、ケン・グシ選手先行の走りは1ゾーン出口のコース逸脱が目立つ格好となってしまったものの、それ以外のゾーンでは完璧な走りを披露し、ゾーン4ではミスした相手を引き離す好印象の内容となりました。

後追いは1ゾーン手前からラインを外すユキオ選手の走りにうまく合わせる形で相手の懐に飛び込んでいったケン・グシ選手。ゾーン2もややラインが甘くなった相手に釣られず、近距離をキープしたまま理想的なラインをトレースして走り抜けいきます。ところが、ジャッジは明確な差がなかったと辛口とも言えるワンモアジャッジの裁定を下します。今回も1回では決着が付かず、勝負は2度目の追走に持ち越されることとなりました。

今回も先行では単走としての理想の走りを目指して走ったケン・グシ選手は、攻めた走りで1ゾーンの進入からアウトラインギリギリをかすめ、2ゾーンを振り返し得意の3ゾーンの壁際へ寄せていきます。その刹那、オーバースピードで行き場をなくしたユキオ選手がプッシングしつつドリフトを中断してしまうアクシデント。対するケン・グシ選手はIS500の右リヤドアが外れるほどのダメージを受けたものの、姿勢を乱すことなく後半もクリアし、先行でのアドバンテージはケン・グシ選手の10対0という内容で後追いへ挑むこととなりました。

そして、スタートした後追い、揃ったタイミングでの振り出しから1ゾーンめがけて鋭い進入を見せた2台、と思いきやアプローチの最中に接触した両者は揃ってクラッシュパッドへ飛び込んでしまいます。先ほどの1本目で得たアドバンテージを考えれば、どんなに離れていてもドリフトをして帰ってくればケン・グシ選手の勝ち上がりだったはずの2本目…。ケン・グシ選手の話す真相は自身のオーバースピードではなく、先を走るユキオ選手のスローダウンに巻き込まれる形でのクラッシュだったと言います。

しかし、審査員に映ったのはケン・グシ選手がプッシングしての両者のクラッシュという結果だけ。それでも、先ほどの1本目で相手が起こしたドリフト中断となる接触を考えれば再度のワンモアタイムに仕切り直しになるはずでした。ところが、無情にも下されたジャッジはケン・グシ選手のプッシングを重く見たユキオ選手勝利の判定。

これにより、ケン・グシ選手の最終順位は7位でのフィニッシュとなります。一方、シリーズランキング争いはKANTA選手との決勝戦を制した山下選手が、最終戦を待たずして2021年以来の自身3度目となるシリーズチャンピオンに決定。ケン・グシ選手は3位のKANTA選手に1ポイント差のシリーズランキング単独2位に順位を上げることができたものの、後味の悪い週末となってしまったのでした。

Tournament Result Pos.7

2024 FORMULA DRIFT JAPAN Point Ranking Pos.2

Driver comments

KEN GUSHI

「今までずっと奥伊吹は好きじゃないイメージだったのが、ウォールができて自分が走り慣れたような印象に変わって調子良く乗れていたんです…。最後の対戦は、本来なら相手も加速する場面で全然相手のスピードが乗らずにハメられてしまったような感じです。それでも、もう一度ワンモアタイムになるかと思ったら相手の勝ちになってしまった。1本目の走りでも自分が勝った感触があったけどワンモアタイムだった。納得のいかない最後になってしまって残念です。足回りの仕様変更は結局ドラシャが折れるまででしたが、速い相手にも着いていける手応えがあってとても良かったです。対策をしてもらって、今年最後の岡山で自分らしい走りを見せたいですね」

Manager comments

風間 俊治

「残念ながらグレイト8での敗退となりましたが、終始ドライバーもメカニックもやれることは全部できていてミスもなく、内容も良かったです。強いて敗因を上げるなら、こちらが勝っていたように見えたグレイト8の1本目の対戦で勝ちきることができず、ワンモアタイムまでもつれてしまった運のなさに尽きるでしょうね。

それに、今回はドラシャブローに泣かされました。ゼロ、ヒャクで一気にトラクションがかかる場面が多く、さらに急勾配の坂を登るコースでどのチームも駆動系トラブルに苦戦していましたが、まさか3日で6本も折れるとは想定外でした。ですが、それはトラクションアップを狙いセットした足回りの仕様変更が上手くいっている証拠でもあるので、なんとか次戦に活かしたいと考えています。

残念ながらシリーズ優勝の芽はなくなってしまいましたが、ここまで大崩れもなかったおかげで2位の可能性は十分ある状況です。最後までやれることをしっかりとこなし、IS500の初優勝、そしてシリーズ2位でのフィニッシュを目指します。スポンサーの皆様には今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申しあげます」

performed by Team kazama with Moty’s

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